議会だより「新居浜新時代」第39号
平成10年9月議会終わる
9月22日、9月議会が終わりました。今議会では、総額13億7,428万6千円の一般会計補正予算案が提案、可決され、これにより当初予算からの合計は407億3,626万4千円(市民一人あたり約<31万3千円)となりました。特徴は、国の総合経済対策を受けて市債(借金)を主な財源とする予算編成になっている事です。
主な事業は
▲土地区画整理事業(用地費・補償費)
▲国領側河川敷道路(新高橋〜城下橋間)舗装工事
▲中学校心の教室推進事業(各中学校に相談員を配置し、生徒の相談にのる)
▲情報化基本計画推進事業役所内に光ケーブルを整備、LANを構築する)
▲消防分団詰所整備事業(金子中分団を西中南に新築移転)
▲介護保険制度準備
▲中心市街地活性化対策費(中心市街地活性化基本計画を本年度中に策定する)
▲中小企業金融対策費(指定金融機関の拡大、預託金の追加)などです。
日曜議会と一般質問
今議会は、県下初めての日曜議会開催として注目されました。傍聴者数は43人と、多くはありませんでしたが、「日曜議会」という事でみなさんの話題に上り、議会への関心が高まり、議会側行政側も変わっていくきっかけにしたいものです。
私の考えは日曜議会もいいけど、ケーブルテレビによる本会議中継が、最も効果的だと考えています。私も14日(月)に質問を行いました。たくさんの方に傍聴に来ていだだきありがとうございました。傍聴席については、階段がきつくて危ない、声が聞き取りにくいとなどのご意見を頂いています。今回は「人権擁護と福祉行政」というテ−マで30分間質問を行いました。以下にその概要をお知らせいたします。
人権擁護と福祉行政について
(質 問 要 旨)
(市長・教育長・各部長答弁要旨)
1.憲法第25条から第13条へ
憲法25条は「すべての国民は健康で文化的
な最低限度の生活を営む権利を有する」とあり第13条では、「すべての国民は個人として尊重され生命、自由、及び幸福追求に対する国民の権利は最大に尊重される」とある。障害があろうと介護が必要になろうと、人としての権利を最大に尊重する考え方に基づく理念を持つべき。 |
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「人権擁護」「差別の解消」は人が人として社会生活を営む上での、最も普遍的な基本的理念である。福祉行政でも権利としての福祉、主体的なサービスの利用者へと「個人の尊厳」への意識改革が進んでいる。今後もこの理念を踏まえて、
人権教育を推進し、児童、障害者、高齢者福祉、
同和問題等の課題に取り組んでいきたい。
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2.障害者参加による障害者基本計画策定
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本市には指針があるが、これでは不十分である。多くの障害者自身の参加による、計画策定、そのためのアンケート、討論会などが必要。
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3.人権擁護のための公的福祉オンブズマン(監視人)制度
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弱い立場にある障害者や高齢者の人権を守るための制度が必要。施設入所の人たちは常に人権侵害の危険にさらされている。公的福祉オンブズマン制度を作り、相談受付、施設の監視、指導助言を行えるようにするべきである。 |
| | 利用者の人権を守る機関として重要な課題であり、先進地の実施状況を調査、研究したい。
痴呆性高齢者や知的障害者を保護する成年後見制度も国で検討されている。「精神薄弱」から「知的障害」へ変わる法案も審議中である。 |
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4.くすのき園(知的障害者入所施設)などの福祉施設について
市政の中で福祉施設に対する理解が足らないのではないか。職員の配置は入所者の事を考えたものになっているか、専門性はあるか、研修は行えているか。勤務時間は不自然ではないか。施設勤務の倫理要綱を制定するべき。慈光園(81名入所)は木造2階建で老朽化している。立て替えを検討すべきである。
施設の委託化の検討が以前より言われているが、検討の中身はどうなっているのか。
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| | 施設の現場での体験を行政の中で活かす事は重要。職員それぞれの経験や経歴等を勘案し、適材適所の配置に努めている。研修は行っているが、今後とも積極的に取り組む。6日に一度夜勤があり、入所者の就寝後も仕事をしている。>
慈光園には施設構造上の問題があるが、改築は難しい。委託については全庁的に検討中、
業務の効率化、住民サービスの維持向上の視点に留意しながら検討していきたい。 |
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5.情報障害、移動障害、動作障害の解消
障害がある事は不幸な事ではなく、不便で不自由な事。それらの解消をするべきである。
▲手話通訳派遣範囲の拡大▲要約筆記派遣事業の開始▲道路や施設の段差解消▲車椅子リフトバスの活用▲盲人ガイドヘルバーの増員▲西中改築に対する配慮、などについて。
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| | | 盲人ガイドヘルバーの増員は行いたいが、他の指摘については、検討段階(実施は困難?)。
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6.市が主体の精神障害者福祉
関係法冷の改正により明確に市の福祉行政の仕事となったが、意識がまだ低い。年三千円の心身障害者福祉金の対象には当然なるべきである。回復者の「翼の会」への支援も望む。
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| | | 社会復帰、自立のために精神保健の向上に努める。小規模作業所「花工房」運営にも支援。福祉金については、出来るだけ要望に応えたい。翼の会に対しても保健所と連携して支援。
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7.児童虐待問題への対応
全国で問題が起こっている。早期に発見し、解決するための、相談窓口の拡大を望む。
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| | 家庭内で行われるため発見が難しい面がある
「市政だより」で周知。関係機関とも連携を密にする。
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8.同和問題と人権教育
同和教育から人権教育へと変わってきているが、これはどう理解すればよいか。同対協新居浜支部長として市長はどんな事をしてきたか。
地区懇談会への市職員の参加状況は。12月4日からの人権週間の取り組みについて。 |
| | | 同和問題を人権教育の重要な柱として取り組む。支部長であると共に行政の長としても責任がある。関係者に協力を強く要請している。職員の地区墾出席者は435人。12月10日に、被差別部落を舞台とした人権劇「渋染一揆」を上演する。 |
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市民クラブ代表質問
私が所属する会派の代表質問の主旨です
●JR予讃線連続立体交差事業・駅周辺開発構想
について−2000年から始まる介護保険の準備は進んでいるか、保険料がいくらぐらいになるか試算を早くするべき。
●中学校給食について−10月に東中から始まるが、いつまでも「試行」などと言わずに、早急に他の学校でも実施するべき。市長が選挙公約として掲げた以上、任期中に全ての学校で始まると思うのが当然である。
●主要道路の早期整備−高速道路から川東地区へ直結する郷・桧の端線の早期着工を
●公共工事の公正、公平、適正価格の確保について
●南部観光開発について−マイントピア別子の現状など
高齢年金・敬老行事について
高齢年金−市が条例により、75歳以上の全ての方に年額3,000円を支給
平成9年度決算では、対象者数10,178人、支給総額3,187万円
敬老行事−満70歳以上の人を対象に敬老行事補助金として2,700円/一人を支給
平成9年度決算では対象者数16,768人、支給総額4,359万7千円
他に95歳以上の方に記念品、80歳以上に安全杖をお渡ししている
高齢年金、敬老行事補助金をめぐって、これをやめないで欲しいという陳情が出されました。この二つは市の行財政改革の中で、検討すべき課題とされています。しかし、まだ結論は出ていません。いや「結論が出ていない」と言うより問題を先送りしている状況です。
この高齢年金については議会質問で取り上げた事があります。その時は、▲この年金を楽しみにしている人がいる▲行政から高齢者への思いやりを示したものである、などの意見も根強く、
▲「多くの高齢者が対象のものを、廃止すべきなどとは、言わない方が良い」などと、言われました。
しかし、現在は3,000円を口座に振り込み、
敬老行事もOー157の影響などで、商品券の支給に変わっている地区もあり、本来の意味が失われているように感じます。私が研修に行った、大阪府の枚方市では廃止をしています。ただ、廃止は、単にお金を浮かすという考え方でなく、24時間ホームヘルパ派遣事業を開始するにあたって、どうしても財源が必要という事から、市民に理解を求め、説明を行い、年金廃止で得た財源にさらに予算を上乗せをして、24時間ホームヘルプ派遣事業を開始していました。本市も65歳以上人口は20%になり、介護保険も始まります。高齢者間での身体的、経済的格差も大きくなっています。
これからは、
▲高齢者福祉施策の中で使う事を大前提に
▲老人会、市民を含めて十分な論議を行い,新しい方針を示すべき時期だと思っています。
☆手話人形劇 デフパペットシアターひとみ公演『カガミマル』
「ひとみ」はろう者と健聴者が協力して創っている劇団です。『カガミマル』は手話付きのせりふと、音楽、すばらしい動きで、誰もが楽しむ事ができる人形劇です。ご覧になろうと思われる方は、私までご連絡いただければチケットを手配いたします。公演場所は市民文化センター中ホールです
10月22日(木曜日)午後7時〜8時20分 前売り 大人1,500円 高校生以下 1,000円
【あとがき】天候不順な夏も終わり、お祭りの季節となりました。みなさまには、お元気でいらっしゃいますか。9月議会では、予算議案の他に議員定数削減条例が、議員より提出され、可決されました。私は前回の新時代で書いたように、議会の役割は単純な経費論では論じられない、市民の批判は議員の仕事ぶりに対する批判であり、これに応える努力が必要、競争性を増すには、新人候補者が必要、行政が徹底的な情報公開と、真の市民参加の市政を進めるなら、削減も考えられるが、現在はまだその段階ではない、などの理由で反対をしました。
さて、これから県知事、来年は県議会、市議会と選挙が続きます。参議院選挙で投票率の低下に歯止めがかかったと言われていますが、市議選の投票率は私が立候補した過去3回、79.1%→69.8%→67.6%と下がっています。「継続は力なり」が私の信条ですので、これからも一歩一歩前進していきます。ご指導ご支援よろしくお願い申し上げます。 龍